派遣とはどんな制度なのかを解説！

この記事では、派遣とはどういう形態なのか？について解説をしていきます。

パートやアルバトを探していると必ず派遣の求人ってでてきますよね。

パート・アルバイトの求人よりも時給や給料が良かったりするから気になるけど、そもそも派遣ってどんな仕組みなの？と疑問に思っているあなたに向けて解説していきます。

派遣とは？

派遣のしくみについて

派遣のしくみについてよくわからない部分があると思いますので説明していきます！

派遣とは、『派遣スタッフ』『派遣会社（派遣元）』『企業（派遣先）』との3者の関係が特徴です。

簡単に説明すると、『派遣スタッフ』は『派遣会社』と雇用契約を結び、派遣会社から給与が支給されます。

就業に関しては、『派遣先企業』で指示を受けてお仕事をしていくかたちとなります。

このように、3者の関係が特徴となるのが『派遣』での働きかたになります。

パート・アルバイトと派遣の違いってなに？

派遣について説明しましたが、パートとアルバイトとは何が違うのでしょうか？

派遣は3者での関係になりますが、パートやアルバイトは2者の関係で、いわゆる『直接雇用』というかたちになります。

直接雇用は、『求職者』と『企業』が直接契約を結び、企業から直接給与が支払われるかたちです。

では直接雇用はどんな形態が当てはまるかというと下のカッコ内が当てはまります。

一般的にイメージする働きかたはこの直接雇用のイメージですよね。

こういったところが、派遣とパート・アルバイト（直接雇用）の違いになってきます。

派遣にも種類がある

派遣のしくみについて説明してきましたが、派遣の中でもいくつか種類があります。

紹介予定派遣

紹介予定派遣は、一定期間（最長6か月）を派遣としてお仕事したのち、双方合意のもと直接雇用となるかたちです。

メリットとしては、派遣期間の間に会社を見れるので、自分にあっていなければ直接雇用を避けることができるというところですね。

逆にいえば、派遣期間の間にこの職場最高！となれば、直接雇用となったあとも安心して安定して働いていけるというのも強みです。

常用型派遣

よくエンジニアなんかで多いのがこの常用型派遣です。

これは、派遣先企業に常駐する働き方になります。

派遣先企業で就業の期間が満了しても、派遣会社との雇用契約は継続していて、次の企業へ派遣されるしくみになります。

次の派遣先が決まらなくても、決まるまでの期間も給料が支払われます。

派遣として働けないケースもある

実はどんな職種でも働けるわけではなく、条件よっては派遣として働けないケースがあります。

禁止されている業種

業種として派遣が禁止されているものがあります。

簡単にいうと、専門的な知識やスキルが必要となる仕事は禁止されているという感じです。

日雇い派遣

日雇い派遣とは、労働契約の期間が30日以内の短期で働く派遣のことをいいます。

雇用期間が３０日以下、または週の所定労働時間が２０時間未満の労働者派遣は「日雇い派遣」として禁止されています。

ですが、日雇い派遣が例外としてOKになるパターンもあります。

そのほかにも、例外事由に該当する業務であることとして以下の18種類が該当になります。

原則、日雇い派遣は禁止ではありますが、条件が満たされれば働くことが可能です。

離職後１年以内の派遣

法律で離職後1年以内の労働者の派遣受け入れは禁止されています。

正社員、契約社員、パート、アルバイトといずれの形態でも、該当する企業で直接雇用されていた労働者が対象となります。

といっても、あくまでも直接雇用をされていた人が対象になるので、派遣スタッフとして働いていた場合は影響を受けることはなく、働くことが可能です。

まとめ

派遣についていろいろ解説してきましたがいかがでしょうか。

派遣の基本的な部分に触れてきました。

パート・アルバイトとの違いに関しては、派遣は3社の関係となり、派遣会社と契約を結ぶというのが特徴ですね。

仕事に関しても、派遣として働けない仕事もあったりとなんでもできるという訳ではないこともわかりましたね。

少しでもお役に立てられると幸いです。